ピアノ教室を知ってもらうためには、ホームページを運営するのがいい方法です。
でも、「ホームページをつくるって難しいんじゃない?」とか
「高価な専用ソフトが必要でしょ?」などと思って、躊躇している人も多いのではないでしょうか。
確かに、大手企業のような立派なホームページを作成するとなると、プロ用の高価なソフトやかなりの知識が必要でしょうが、個人のピアノ教室のページなら、基本的にはパソコンさえあれば出来るんです。
私も自身のピアノ教室ページ(ここではありません)は、自分でつくっています。
サーバー(ホームページをおいておくスペース)だって格安や無料のところがありますし、これまた無料のブログ(日記風の簡単なページ)などとも組み合わせてこまめに更新していけば、見てくれる人も増えるはず。
さあ、あなたもピアノ教室のホームページを作ってみましょう!
ホームページ開設の流れ
自分のホームページを開くのは、それほど難しい作業工程ではありません。
簡単に工程を見てみると……
内容を考えて、パソコンでホームページの内容をつくる。
↓
サーバーを申し込むんで、作成したページをアップする。
↓
日々の更新。
といった流れです。まずは、ページの内容を考えるのが大切です。
内容を考えよう!
ホームページを開くときに、最も大切なのはデザインではなく内容だと思います。興味を持ってもらうためには、しっかりと自分のピアノ教室をPRするホームページでありたいもの。
そこで、どんな項目が必要なのか、私の友達のピアノの先生が開いているホームページを例に考えてみましょう。
- 自分のピアノレッスンの考えを
- 「こんな方針でピアノ教室をやっています」ということを、はっきりと示した方がいいでしょう。
「クラシックだけでなく、ジャズ系なども得意です」など。ソルフェージュなどのレッスンをしているかも載せましょう。 - 自分の基本情報
- 氏名や住所をいったものを、どこまで記載するかは迷うところです。全てを出してしまうのはちょっと不安もあるので、○○県○○市までとして、町名などの詳しい住所は出さない方法もあると思います。氏名もペンネーム(ハンドルネーム)でもいいでしょう。メールなどで問い合わせのあった人だけに、正式な住所と電話番号・氏名をお教えすると方法にしておくと、個人情報を不正利用をある程度は防げると思います。
また、経歴も少し載せてみてもいいでしょう。ただし、それほど重要な項目でもなさそうです。 - 対象もくわしく
- レッスンの対象とする年齢や、音楽大学や音楽系専門学校を目指す受験生を受け入れているかどうかなどを記載しましょう。
「お子様から大人まで」というような抽象的な表現より、「3歳からどなたでも」とか、「現在は80歳のご高齢の方もお教えしています」などと、具体的に示すといいと思います。 - 使用している教材など
- 使用している教材などを、参考程度に記載するのもいいと思います。例えば、「初歩教材には、グローバーやバーナムを主に使用しています」とか「バイエルを基本的に使っています」などという感じに。
- 教室内の写真などを
- ピアノ教室の雰囲気が伝わるような写真などを載せるのもいいと思います。友達のホームページは教室内があまり片付いていないので、なるべくきれいに見えるような角度の写真を撮って、ちょっと加工して載せているようです。
どうでしょうか。主に掲載する内容としては、こんな感じだと思います。あとは、日々更新する日記ページ(ブログをリンクしてもいいですね)をつけたり、発表会の様子を撮影した写真のギャラリーのページをつくったりと、少しずつ内容を充実していけばいいと思います。
初めは、これらのことを1ページのみにまとめてもいいでしょう。
作成はパソコンがあれば
実はパソコン(ここではウインドウズを想定しています)があれば、他には何もなくても、ホームページは一応つくれます。アイデア次第で素敵なページにしましょう。
もちろん、すでにホームページソフトを持っているという人も、基本のHTMLを覚えると、さらに面白いですよ。
- 画像ソフトがあると便利
- ページを作りこんでいくと、画像を扱うことになると思うので、画像を処理ができるソフトがあると便利です。ウインドウズに標準でついているペイントでも何とかこなせますが、ちょっと機能が不足です。
画像に手を加えるといっても、そんなに難しいことをする必要はありません。初めはデジカメで撮影した教室の写真のサイズを変更したり、ちょっと明るめにしたりするくらいで十分。
でも、そのうちもう少しいろんな加工をしたり、ちょっとした絵を描いたりするのにも役立つように、フォトレタッチ系やペイント系と言われるソフトがあると出来ることの幅が広がります。
例としては、 コーレルのCorel Paint Shop Pro X 通常版や アドビのAdobe Photoshop Elements 4.0 日本語版 Windows版などですね。多くの人が使っているので、分からないことでも周りに知っている人がいる可能性は大きいです。
このようなソフトが少し使えるようになると、画像を活用する幅がとても広がります。オリジナルのキャラクターなんか描けるといいですね。ちなみに私は、Photoshop Elements 4.0を使っています。現バージョンのひとつ前ですね。 他にも、このページの冒頭のような立体ピアノ画像の作成に、Shade 8 basic for Windowsといった3DCG用のソフトを使って、オリジナリティのあるページにしても、面白いですよ。
HTMLとスタイルシートの基本を覚えれば大丈夫!
ホームページは基本的に、HTMLというものでできています。
どういうものかって言われると、専門家ではないので詳細はわかりませんが、ホームページの世界の言葉みたいなものでしょうか?
現実に作成する際には、本文の前後などに、ちょっとした記号のようなものを入れていると思ってください。
- テキストエディターで作成
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このHTMLは、テキストエディターで書きます。ウインドウズに標準でついているメモ帳でもできますが、もう少しわかりやすい機能のエディターは各種あるので、用意するといいでしょう。
代表的なのは、Tera padなどがあります。 - 解説本を一冊準備
- HTMLで作成となると、初めはちょっととまどうかもしれません。でも大丈夫です。HTMLについてやさしく解説されているサイトも多くありますし、初心者向けの簡単な本も何種類がでています。
私も最初は解説本を買ってやりました。本を見ながらたどたどしくやっていくうちに、結構できるものですね。今ではこの程度のホームページなら、自分でもできるようになりました。元々は機械ものは苦手だった私でもできるようになったのですから、パソコンを使っているひとなら、誰でもできると思います。
こんな感じのHTML本がいいと思います。例えば、インプレスのできるシリーズからできるホームページHTML入門 Windows対応。私もこれで覚えました。ホームページのデザインのためのスタイルシートのことも、簡単にできるように掲載されています。付属のCDには、見本やすぐに使えるフリー素材などもついてきてお得です。
他にも、速効!図解ホームページ作成 (HTML&CSS編)も、見やすくて分かりやすいので、お勧めです。
HTMLで作成するホームページのいいところは、自分で自由にできるところでしょう。作成ソフトつかうと、どうしても決まったデザインになりがちです。その点、基本から覚えると工夫したものができますし、いろいろな知識も身につきます。
初心者にやさしいソフトや製作会社さんもあります
HTMLから覚えたり、ペイント系ソフトで絵を描いたりやってみようとは思っていても、忙しい毎日の中では、そこまで手をつける気になれない人も多いかと思います。そんな人は、比較的簡単な操作のホームページ作成ソフトを利用してみましょう。
- みんな使っている定番ソフト
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プロのデザイナーさん達が使うソフトは、数万円もする高価なもので、使い方を覚えるのも大変ですが、パソコンを使える人なら誰でも出来るような、初心者にもやさしいソフトもあります。
代表的なのは、IBMのホームページビルダーシリーズですね。現在は、ホームページ・ビルダー10 通常版が最新バージョンとして発売されています。
使用している人も多いので、操作方法の情報も手に入りやすいですね。
また、自分で作成することができない人は、格安で引き受けてくれるホームページ製作会社さん依頼するのも手です。
大きな製作会社さんは、料金もかなりしますが、地域密着型の良心的なところもあり、お値段も格安だったりしますので、いろいろと探してみるのもいいと思います。