目標の曲へ到達するまでに、いろいろなものを弾いてうまくなってからという進路をたどる方も多いと思われます。
でも、練習となると何を弾いていいか迷うものです。
ピアノを教えている先生方も、生徒さんに効果的な練習曲や音楽性の身につくような曲を弾いてもらいたいと思っても、つい自分が習ってきたものや、やってきたものを与えてしまうというようなこともあるでしょう。
そんなときに少しでも参考になるように、おすすめの曲や教材をピックアップしてみました。参考程度に曲の難易度もつけておきました(黒い★で7段階です)ので、目安にしていただけたらと思います。(あくまで参考です。弾く人の感じ方はそれぞれですので…)
また、ワンポイントのコメントもつけています。
教則本や練習曲についての内容を紹介や説明をしている教材考察特集もあります。一般的に使用されることが多いものから、少しマイナーなものまで解説していて、随時取り上げていく予定です。左メニューからご覧ください
おすすめは下の表に。
分類別はこちらのページ→ピアノ曲クラシック曲集 ピアノ楽曲ポップス系曲集
教則本と教材などは、教材と練習曲を
初心者・初級用のこども教則本は、こどもの教則本とピアノ曲ご覧ください。
おすすめの曲
難しいものは無理でも、そこそこ弾けるという方のレパートリーになりそうなものを選んでみました。しかも、弾けばそれなりに「ピアノを弾いている」ように聴こえるものが中心です。大人の方にもおすすめです。
その他のおすすめの曲はこちらから→ピアノ楽曲
曲集名 | 難易度 | 内容説明 |
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PIANO STYLE (ピアノスタイル) 2010年 08月号 (CD付き) [雑誌] |
★★から | 雑誌系楽譜の本シリーズは、テレビでおなじみの曲からモーツァルトの特集や指使いといったピアノに関するちょっと詳しい情報まで、多くのジャンルと深さまで追求した、気軽に使えてしかも詳しい総合ピアノ情報誌です。実際のピアノレッスンにも使える曲が掲載されていることも多くとても便利です。模範演奏のCD付きなので、楽譜の読みが合っているのか不安な方にも支持されているシリーズです。 |
ピアノピースギャラリー(1)エリーゼのために (ピアノピース・ギャラリー (1)) |
★★から★★★ | エリーゼのほかに、「乙女の祈り」や「花の歌」など、初級から初中級くらいの人のための、ピアノ名曲が入っている曲集です。 ランゲ作曲の花の歌は、学習の初級者に人気の曲で、ちょっと本格的な雰囲気のするクラシックピアノ曲が弾きたいという方には、うってつけだと思います。ポイントを抑えれば、それほど難しくないわりには、華やかに聞こえるのでお得だといえます。 当ホームページ内の「エリーゼのためにのワンポイント解説」もご覧ください。 |
楽しいピアノレッスン おとなのためのバイエル併用曲集 橋本晃一編 (楽しいピアノ・レッスン) |
★から★★★ | 最近はたくさんの大人のピアノ用曲集が出版されていますが、早くからこの分野に着目して、レッスンや編曲なども含めた普及に尽力してきた橋本氏の編曲による曲集です。 何とか両手で弾ける人くらいのレベルから、後半のニーノ ロータのロミオとジュリエットやシャンソンの枯葉など、名曲で揃っています。 それほど技術力がなくても、人前で弾けるような編曲になっているので、大人ピアノ曲集の秀作といえます。 |
ピアノソロ 中級 ピアノで弾く スタジオジブリ作品集 『風の谷のナウシカ』から『借りぐらしのアリエッティ』まで全20曲 |
★★から | 風の谷のナウシカやトトロから、最新のアリエッティまでのスタジオジブリの映画の名曲を、ピアノで弾くシリーズです。 この曲集は中級程度となっていますが、他にも初級や中・上級などもあるので、演奏の実力や譜読みのしやすさなどを考慮して選んでみるといいでしょう。 |
おすすめ教材と練習曲
最近は初歩から初中級クラスの教材や、練習曲も充実しています。いままでバイエルやツェルニーといったものしか使ってこなかった方も、ぜひこちらのものにチャレンジしてみてください。きっと新たな発見があると思います。
その他の教材と練習曲はこちらから→教材と練習曲
ピアノ導入本や初心者の方には、こどもの教則本とピアノ曲もどうぞ。
曲集名 | 難易度 | 内容説明 |
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グルリット 初歩者のための小練習曲 |
★ | 技術的にはバイエルよりも簡単かもしれませんが、ヘ音記号が早い段階から出ていて、曲らしさもあります。 幼少の初心者にはもちろんのこと、年齢が少し上になってからピアノを始める方や、初見練習などにも活用できます。 |
クラーマー=ビューロー60練習曲 |
★★★★から | クラーマーの練習曲の中から、ビューローが60に厳選。チェルニー40番の後半程度からといった難易度なのでかなり難しいですが、弾き応えは十分。全て弾かなくても、中から自分にとって有効だと思われるものを、抜き出して練習するといいでしょう。 高度な技巧の習得を目指す、ピアノ専門にやる人向きかもしれません。 |
アルフレッドピアノ基礎コースレッスンブック1B | ★から | グローバーなどと同じく、導入・初歩からの段階を細かく分けたシリーズもの教則本。早い段階から大譜表へなじめるような工夫がされています。初心者の方向けの教材に検討されてみては? |