ピアノ関係の作曲家の「ピアノ豆知識」。
今回はドビュッシーを取り上げてみましょう。
今年2012年が生誕150年の記念年のドビュッシー。
近代フランスを代表する作曲家ドビュッシーのピアノ曲は、CMなどのバックに流れていることも多いので、聴いたことがある方も多いと思います。ピアノ学習者にも大変人気があり、ピアニストの重要なレパートリーでもあります。
ドビュッシーについての生涯や作品などの詳しい話については、研究家の方にお任せするとして、ここでは主要ピアノ作品や一般のピアノ愛好者が実際に弾ける作品について考えてみます。
ドビュッシーのピアノ楽譜の選び方については、近代フランス物の版選びのページで解説しています。
ドビュッシー Claude Achille Debussy
略歴
1862年8月22日サン ジェルマン アン レ生まれ〜1918年3月25日パリにて没する。11歳からの10年間も(?)パリ音楽院在籍したようです。
近代フランス音楽の大家ですか?
ドビュッシーはいわゆる神童ではなかったものの、音楽院在学中から既に注目される存在であり、ピアノの腕前も相当のものでした。作曲で当時は大変権威のある賞であった「ローマ大賞」も受賞するなどして注目を集めました。
そして、有名なオーケストラ曲「牧神の午後への前奏曲」の発表により、独特の音楽世界を作り上げ、その名声は頑固たる地位を築いたようです。ピアノ演奏に関しても、超一流というほどではなかったものの、かなりの腕だったと言われています。
また、それまでの既存の音楽を打破したとも言われる、その独特の作風は後年の音楽家に多大な影響を与え、今日でもドビュッシーの音楽は盛んに研究されています。
作品について
ドビュッシーの音楽を、俗に「印象派」とか「印象主義」ということがあります。当時フランス絵画の世界などで言われていた言葉(「印象日の出」などの絵画から)を、音楽にも当てはめたものでしょうが、ドビュッシー自身が言ったわけではありません。
でも、全くの間違いではないでしょう。印象派絵画のようね豊かな色彩や空気感・形に縛られないようなある種の自由さのようなものを、ドビュッシーの音楽は持っているように思います。それはピアノ作品だけでなく、オーケストラ作品を聴くことによってさらに感じることができるでしょう。代表的なものに、「牧神の午後への前奏曲」や交響詩「海」があります。
ドビュッシーは同じくフランスの作曲家ラヴェルとよく比較されます。この2人の音楽に似たような印象を持っている人もいるでしょう。確かに似たような響きの作品もありますが、より多くの作品を知ると、意外にも2人に似通った面や共通点は少ないような気がします。
ピアノを曲を弾いてみよう
一般のピアノ愛好者でも弾ける曲は?
ドビュッシーはかなりの数のピアノ作品を残しています。作風も初期のものと後期のものでは、かなりの違いが見られます。やはり後年の作品が内容的にも技術的にも充実しているでしょうか。
作品は多いのですが、残念ながら一般のピアノ愛好家の方が気軽に弾けるようなものはそれほど多くは無く、比較的簡単なものでも、それなりの技術力や読譜力は必要です。
一般的には「2つのアラベスク」の第1番などに挑戦される方が多いかもしれませんが、他にもがんばり次第では弾ける曲もありますので、ワンポイントの曲目解説をしていきましょう。。
そこで、趣味のピアノ愛好者でもある程度のピアノ経験があり、ブルクミュラー25番練習曲やクーラウやクレメンティのソナチネなどを弾ける程度の人(曲の傾向は異なりますが一応の目安です)か、もう少し実力が上の人くらいが挑戦できそうなドビュッシーのピアノ曲をいくつかみていきましょう。難易度を★の数で表しています。1から7です。
ベルガマスク組曲
「プレリュード」・「メヌエット」・「月の光」・「パスピエ」の4曲からなるピアノ組曲ですが、中でも「月の光」が特に有名です。他の3曲は一般の方にはどれも簡単ではないかもしれません。
- プレリュード
- 聴いているとそれほど難しくなさそうですが、ところどころに弾きにくさを感じる箇所が存在しているので、実はきれいに弾くのは簡単ではありません。細かい音符を含んだ手の交差などをスムーズに弾きたいものです。普通の手の大きさでは届かない和音が多いので、アルペジオで弾きましょう。 ★★★★(3.6)
- メヌエット
- この組曲中では単独で演奏される機会が少ない曲といえますが、冒頭から内声にあるメロディーを出していくこと、リズム感の維持、高速のスケールなど、技術的にも最も難しいかもしれません。メロディーの音符を出しつつも和声感のバランスを保ちましょう。テンポが崩れやすいので、装飾音符を含めた音符のリズムを大切に。 ★★★★(4.0)
- 月の光
- 譜読みをしてしまえば、組曲中では最も弾きやすいでしょう。有名曲ですから、挑戦したい人も多いと思います。ゆっくり弾いてもそれなりに良く聴こえるので、テンポよりもむしろ和音のバラつきや響きに気をつけた方がいいと思います。 ★★★(3.4)
尚、こちらの実践編曲目解説「月の光」に、演奏に関するポイント解説をしています。 - パスピエ
- ピアニストが演奏するようなテンポで弾けるかどうかはともかく、譜読みはしやすい曲だと思います。リズム感とメリハリをつけた演奏が求められます。ある程度はスピード感のある演奏が求められすが技術的に困難な箇所が少ないので、実は4曲中で最も弾きやすいとは思います。 ★★★★(3.8)
2つのアラベスク
ベルガマスク組曲と同様に、初期の作品です。ドビュッシーの入門にアラベスクの1番を弾く人も多いでしょう。
- アラベスク1番
- CMなどのバックにも使用されることがある有名曲です。ドビュッシーをこの曲から弾いた人も多いくらい、ピアノ学習者にも定着しているでしょう。特に難しい箇所はないのですが、3連符と8分音符の左右の組み合わせが苦手な人は、まずはゆっくり合わせてみましょう。★★★(3.2)
- アラベスク2番
- 1番に比べると少し難しいかもしれませんが、細かい音符を急ぎすぎてはいけません。全ての音がしっかりと弾けてから、テンポを上げていきましょう。間をうまくとると、曲の感じが引き出せると思います。★★★(1番よりは難しいかも3.4くらい)
子供の領分
ドビュッシーの後期のピアノ作品の中では親しみやすいので一般的にも人気のある曲集です。どの曲も短めですが、中には難易度が高めのものもあります。
実用版 ドビュッシーピアノ作品全集8 子供の領分 中井正子 校訂 運指・ペダル記号付
- グラドゥス アド パルナッスム博士
- ピアノ中級くらいの人が挑戦したくなる曲ですが、指の廻りが良い人にとっては弾きやすい曲のようにも思えても、そういったタイプのものが苦手の人はテンポ良く弾くことは少し難しく感じるでしょう。★★★(3.4くらい)
- 象の子守歌
- 雰囲気をつかんでしまえば、ピアノ初中級者でも弾ける曲です。ただ、楽譜をしっかり読んで、各フレーズのニュアンスを大切にしないと、表現はできません。★★
- 人形へのセレナード
- 特別に難しい箇所も無く、こどもの領分の中でも弾きやすい曲ですが、譜読み始めは左右の手のタイミングのつかみ方に苦労する方もいます。★★★(2.8)
- 雪は踊っている
- この曲集の中では難しい曲だと思います。和音をしっかりつかむようにして音ははずさないように、細かい音符は指を効率よく動かすといいでしょう。物語性がある曲なので、イメージを持って曲の世界を表現したいものです。連打は使いやすい指を試してみましょう。★★★★(3.7)
- 小さな羊飼い
- 短い曲で弾くだけなら比較的簡単です。テンポを変える指示が随所にありますが、曲全体を通しての雰囲気が崩れないように注意したいと思いますが、そうしたことに気を配ると実は結構難しい曲です。★★(2.4)
- ゴリウォーグのケークウォーク
- 子供の領分の中では最も有名な曲でしょう。単独で演奏されることも多く、CMなどでのバックで使用されていたこともありました。強奏と弱奏の対比がポイントを上手く弾いて、楽しい感じを表現できるとかっこよく決まると思います。リズム感も活かしましょう。★★★(3.4)
ピアノのために
3曲からなる組曲で、中期のピアノ作品として演奏されることが多い曲です。様々な工夫が含まれていて、初期のピアノ作品と比較すると内容的に充実しているので、その分難易度も幾分高めです。
- プレリュード
- 全音音階や和音の連続、グリッサンドを使用した面白い曲で、演奏効果が高く非常に豪華に聴こえるので、中級者〜中上級者にはおすすめの1曲です。ただ、グリッサンドの練習のしすぎには注意して、普段は軽く滑らせるように弾くようにしましょう。★★★★(4.4くらい)
- サラバンド
- 一度に弾く和音の音が多いのですが、ゆっくりなテンポでもあり、譜読み間違いをしないように気をつければそれほど難しい曲ではありません。雰囲気をよく感じて演奏しましょう。★★★
- トッカータ
- 2拍子の中での素早い動きが求められるトッカータは、この組曲中で最も難しい曲です。ピアノシモでもテンポ感とスピードでアルペジオを弾いていく必要があり、フォルテもピアノをしっかり鳴らすことが大事です。指使いやペダルの入れ方にも十分に気を配り、グラデーション豊かな演奏に仕上げましょう。しっかり弾くのは難しいので、上級者向けです。★★★★★
前奏曲集第1巻
後期の作品である前奏曲集は1巻と2巻があり、それぞれ12曲ずつ。個々の作品の作風や難易度は様々ですが、通して全曲弾いても好みの1曲を弾いてもいいでしょう。
- デルフィの舞姫
- 2ページの短い曲でゆったりとしていますから、ドビュッシーの前奏曲集がはじめての方にもおすすめの曲です。臨時記号が多めなので、確実に譜読みするように心がけましょう。★★★
- 雪の上の足跡
- この曲もゆったりとしているのですが、テンポや表現の微妙な変化が非常に大切になる曲で、簡単ではありません。響きを大切に曲のもつ世界観を表現してください。★★★(3.1くらい)
- 亜麻色の髪の乙女
- 前奏曲の中では最も有名で耳にしたことがある人もきっと多いと思います(日本の歌手が歌う同名の曲とは別物です)。わずか2ページのゆったりとした曲なので、ドビュッシーが初めてという方にもお薦めですが、譜読みは少し注意が必要かもしれません。また、響きとニュアンス、間の取り方などが演奏の出来を大きく左右します★★(2.3)
- とだえたセレナード
- ギターのような感じが曲の始まりから終わりまで続く曲。歌が止まりそうで、また続けられるといった雰囲気でしょうか。同音の連打や音楽の雰囲気つくりなど難易度は少し高めですが、ぜひとも弾きこなしたい1曲です。★★★★(3.8くらい)
- 沈める寺
- 非常に幅広く厚い和音を使って、繊細な響きとピアノの楽器自体を鳴らすかのようなフォルテまでのデュナーミクの幅が大事です。ペダルの使い方にも工夫をして、箇所によっては真ん中のソステヌートペダルを効果的に使うといいでしょう。譜読みはそれほど難しくないですが、演奏力が求められる作品です。★★★★(4.0)
単独の小品たち
- 夢想(夢)
- この曲も一時期CMなどでよく使用されていたと思います。ゆったりとした曲調で本当に夢の中のようです。和音の響きに気を配ることができればそれほど難しいわけではありませんが、大きな盛り上がりがない音楽を単調すぎないように弾きたい曲です。★★★(2.9)
- ロマンティックなワルツ
- ドビュッシーの単独の小品の中では「夢」や「ダンス」、「レントより遅く」などに次いで演奏される機会の比較的多い作品で、3分ほどのとてもおしゃれなワルツです。音の質の違いを上手く出せるように演奏するといいでしょう。★★★(3.1)
喜びの島
趣味でピアノを弾いている方には難しい曲かもしれませんが、お薦めなので取り上げてみました。ドビュッシーのピアノ作品の中では少し異色の作品。演奏時間も比較的長めで、中身も非常に多くの音楽的、技術的要素を含んでいる曲です。当然弾くのは簡単ではありませんが、この華やかな曲を弾きこなせると、素晴らしくかっこいいいです。
トリル・3拍子の5連符などのほかにも煌びやかな箇所が多く、弾き応えは十分。最後はピアノ最低音のラで終えます。★★★★★
他にはどんな曲が?
難易度は様々ですが教育的な作品が少ない分、譜読みが楽で簡単に弾ける曲は少ないと思います。ピアノ愛好者には「アラベスク1番」と「夢」が取り組みやすく、その次に「月の光」でしょうか。
それらの作品を十分に弾けるようでしたら、もう少し難易度の高い作品にも挑戦していけるでしょう。上記にあげたようないくつかの曲の他にも、中期の傑作「版画」(参考ドビュッシー版画 全音ピアノライブラリー)も素晴らしい作品で、3曲とも弾き応えがありますが、特にその中から速い動きとゆっくりのかわいらしいところがある「雨の庭」(★★★★4.5くらいかな)などを弾きこなせると、”ピアノを弾いている”という感じでしょうか。
また、前奏曲集の曲はどれも1曲が短めですから、「亜麻色の髪の乙女」以外にも挑戦してみるといいでしょう。
ピアノ選曲と演奏のポイント
ドビュッシーのピアノ曲は、「小さな黒人」、「小さな羊飼い」や「亜麻色の髪の乙女」などの他には、初中級くらいの人が気軽に弾ける曲が多くはありませんが、次の段階の難易度からは「2つのアラベスクより1番」や「夢」、「月の光」などと、選択肢が増えると思います。
短めの曲が多いのですが、よく言われるのは「ドビュッシーは譜読みが大変」ということです。古典派のパターンで続くような和音やアルペジオが少なく、使用されている音域が広かったりなど譜読みに時間がかかる人もいるようです。特に中期以降の作品でそういった印象を感じる人が多いようなので、やはり初期の作品から弾き始めるのが無難でしょうか。
譜読みのミスを無くすコツとしては、結局同時に弾いている音符というのは何十個もあるわけではなので、難しそうな箇所は順番に確実に譜読みすることです。
一般の方はCDなどの録音物の助けを借りてもいいでしょう。弾く曲を何度も聴くことは譜読み時の音やリズムの助けと確認にもなります。
演奏の注意点としては、やはり響きに気を配りたいものです。ドビュッシー独自の世界観をピアノで奏でるためには、和音のバランスやペダルの使い方などに細心の配慮が必要です。
ペダルの使い方には、シフトペダル(左ペダル)やソステヌートペダル(中央ペダル)、前の響きを残して踏み代えるペダルを随所に使用する奏法が本来は必要であり、これは簡単ではないペダルテクニックですが、まずは「耳で響きをよく把握する」がことが大事です。
鑑賞に、参考に聴く
誰の演奏が良いのかというと、それは最後は好みですから、なんとも言えませんが、数枚の名盤をあげてみると。
ドビュッシー:ピアノ名曲集 ベロフ |
ドビュッシーのピアノ演奏といえば、やはりミシェル・ベロフをまずあげる人が多いでしょう。それまでにあったようなフワフワとした演奏ではなく、冴え渡るキレの良いテクニックで、ピアノをクリアに鳴らしたドビュッシーを聴かせてくれます。これは腕の怪我する前の若い時の録音です。 ただ、人によってはドビュッシーには少し違うやわらかなイメージを持っている人もいるかもしれません。 |
ドビュッシー:ピアノ集(3) フランソワ |
もう亡くなってしばらく経ちますが、いまだにフランソワのファンは多いでしょう。彼にしかできないような個性あふれる独特のピアニズムは、聴くものを引き込む何かがあるように思います。このような演奏にあこがれているピアノ弾きも多いのではないでしょうか。 ただ、現代の演奏に比べると、シャープさが幾分ないような印象は否めないでしょう。それも彼の演奏ですが。 |
ドビュッシー:ピアノ曲集 ロジェ |
こちらもフランスピアノ音楽の演奏としては定番のパスカル・ロジェのドビュッシーの若い時の録音です。さすがに余裕のあるテクニックで、気張った派手さのない気品あふれるドビュッシーです。どの曲のテンポ設定も普通くらいで聴きやすく、弾く人にとっても参考にしやすい演奏かもしれません。 |
月の光/亜麻色の髪の乙女~ドビュッシー:ピアノ名曲集 ティボーデ |
上にあげているものよりも比較的新しい録音だと、このティボーデのドビュッシーをあげる人も多いでしょう。曲によってキレのあるピアニズムと柔らかで繊細な表現を使い分けている印象です。「2つのアラベスク」や「夢」や「子供の領分」といった定番曲に「前奏曲集第1巻」というお得な組み合わせ。 |
ドビュッシーに対する素朴な疑問
よく言われていることに関して、ちょっと考えてみましょう。
本当に近代フランス音楽の大家ですか?
ロマン派以降に突然フランスにドビュッシーが現れたような感じを受けますが、そうではありません。サン=サーンスやグノー、フランクやフォーレといった偉大な先輩がフランスにも多くいて、またワーグナーに心酔していたことも知られています。それらから影響を受けたり逆に反発をするようにしてドビュッシーが頭角を現わすのですが、実はこの時代にはドビュッシー以外にも全音音階などの新しい響きを追求している作曲家は多くいました。
作曲家としての名声は高まってからも、それが直接お金に結びつくような単純なことではなかったと言われています。そのため長い間作曲に専念することはできず、評論家、ピアニスト、指揮者としての活動も並行して行っていました。
また、晩年は第一次世界大戦という厳しい情勢の中、体も癌に侵されるなど、順風な生活とはいかなかったようですが、現代から見てもやはりドビュッシーは近代音楽で最も重要な作曲家のひとりと言うことができるでしょう。
曲について
ドビュッシーの音楽は独創的であり非常に完成度の高いものとされています。後年になるほど内容的にも充実していき、ピアノ作品では後期の前奏曲集(第1巻と第2巻)がやはり傑作と思われます。
しかし、作品の人気という点では、必ずしもそうではないかもしれません。日本でドビュッシーで有名なピアノ作品といえば、やなり初期の「月の光」を含む「ベルガマスク組曲」と「2つアラベスク」が代表的です。これらの作品は音楽的に非常に個性的であったり、後の作品と比較すると充実しているわけではありませんが、簡潔さや親しみやすさが後期の作品よりもあるのでしょう。その次くらいに人気のある「ピアノために」や「版画」なども、中期の作品です。ドビュッシー自身が非常に自信を持っていたとされる「映像(第1集と第2集)」も、ドビュッシーが好きな人には人気があっても、一般的にはあまり知名度が高いピアノ作品とは言えないでしょう。
ピアニストには非常に演奏される機会も多いこれらのピアノ作品ですが、中には全く弾かないというピアニストもいます。考え方は様々でしょうが、ロマン派のピアノ作品に比べて優れているわけではないといった考え方や、この独特の響きが好きになれないという人も多いのかもしれません。
しかし、現代音楽の作曲者からも注目される存在であるドビュッシーは、音楽史で重要な位置を占めていることも確かでしょう。
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