ピアノレッスンのヒント集

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豆知識-Beethoven ベートーベン

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ピアノ関係の作曲家の「ピアノ豆知識」。

今回はベートーベンを取り上げてみましょう。 作曲家といえば、まず思いつく名前がベートーベンという方もいるほど、その名を知られたベートーベン。特に「ジャジャジャジャーン」という交響曲第5番(俗に言う運命)の冒頭は有名ですが、ピアノ曲も多く演奏されています。

ベートーベンについての生涯や作品などの詳しい話については、専門家の方にお任せするとして、ここでは主要ピアノ作品や一般のピアノ愛好者が実際に弾ける作品について考えてみます。


ベートーベン Ludwig van Beethoven

略歴

1770年12月17日ボン?生まれ〜1827年3月26日ウィーンで没。本人は大人になるまで1772年生まれだと思っていたが、これは父親が早熟な天才少年として売り出すため(モーツァルトのように)の作戦だったらしい(つまりそれほどの神童ではなかったのか?)。耳が悪くなっていったのも有名ですね。

最も優れた大作曲家なの?

ベートーベンの顔

西洋音楽の代表的な作曲家であることは間違いないでしょう。ピアノに限ったことではないのかもしれませんが、「ベートーベンをきちんと学んで演奏できなければ、どんな作曲家の曲も満足に演奏することはできない」と断言する音楽家も多くいます。特にピアノではベートーベンをソナタをしっかりと弾けることは重要とされていますね。
この考え方にはいろいろな意味があると思いますが、クラシック音楽の基本的な存在でもある、ソナタ形式を確立と発展させたことも大きなことです。また個々の1曲1曲を異なる作風で作曲したとされる、最初の重要な作曲家であるいわれていることも、ひとつの要因でしょう。

ピアノのこの時代に急速に発展したので、それに合わせたピアノ曲を作曲したことも大きな特徴と言えそうです。

作品について

かなりの数の作品を残していて、ピアノ曲の他にも9曲の交響曲をはじめとする多くの作品を残しました。交響曲では、3番「英雄」や5番「運命」・6番「田園」・9番「合唱つき」などが有名ですね。特に9番(よく第9と言われます)は、日本では年末に演奏されることが多く、合唱で一般の方も参加されることもあるでしょう。

ピアノ作品では32曲のピアノソナタは「ピアノの新約聖書」などと言われることもあり、ピアノ音楽の金字塔と言えます(32曲の他にも数曲があります)。中でも、「悲愴」・「月光」・「告別」・「ハンマークラヴィーア」・「ワルトシュタイン」・「熱情」などが有名であり、多くのピアニストの名録音があり、演奏会でも頻繁にプログラムに登場します。32曲のピアノソナタ全曲録音や期間をかけての全曲演奏会に挑むピアニストもいます。
また、初期のピアノソナタはピアノ学習者にもよく弾かれていて、発表会などでも演奏されることが多いでしょう。


ピアノを曲を弾いてみよう

一般のピアノ愛好者でも弾ける曲は?

ベートーベンのピアノソナタはピアノ初級者が挑戦できる比較的簡単なものから、ピアニストが苦労する難曲まで程度も規模も様々ですが、ここでは一般のピアノ愛好者でも弾けそうなものを中心に取り上げてみます。

一般的にはピアノソナタ14番「月光」の1楽章などに挑戦される方が多いかもしれませんが、他にもがんばり次第では弾ける曲も多くあります。
そこで、趣味のピアノ愛好者でもある程度のピアノ経験があり、「エリーゼのために」やブルクミュラー25番練習曲やクーラウやクレメンティのソナチネなどを弾ける程度の人が挑戦できそうなベートーベンのピアノソナタをいくつかみていきましょう。難易度は「エリーゼのために」が★★だとして、★1個から7個でつけていますが、あくまで目安です。(出版社によって2冊や3冊にソナタ32曲を分冊していますが、ここでは2冊になっている全音版を例にしています)

ベートーベンソナタアルバム (1)  全音ピアノライブラリー
ベートーベンソナタアルバム (1) 全音ピアノライブラリー

ピアノソナタ 1番 ヘ短調 Op.2 No.1 より、1楽章・終楽章
1楽章は比較的短めなので、19番や20番のソナタを除けば、本格的なベートーベンのソナタを弾く最初にこの曲を選ぶ人も多いのではないでしょうか。弾きにくい箇所は特にないのですが、何度も出てくる細かい3連符が転んだり、音がかすれたりしないように注意したいですね。
もう少し余裕のある人には終楽章もお薦めです。ビシッと決まるとかっこいいですし、左手アルペジオの練習にもなります。
1楽章★★★(3.3といったところでしょうか) 終楽章★★★★
ピアノソナタ 2番 イ長調 Op.2 No.2 より、1楽章
初期のソナタの1楽章としては少し長めで内容も多く曲です。指を動かす練習にもなる箇所が多く、聴かせどころはやはり高速的な音階系のパッセージ。左手にも出てくるので、左手練習を重点的にやりたい人にもおすすめです。左手の伴奏系16分音符もガタガタとしないように弾きましょう。
★★★★(4つではないけど3.8といったところでしょうか)
ピアノソナタ 3番 ハ長調 Op.2 No.3 より、1楽章
アルペジオ・3度・オクターブのアルペジオなど、ピアノ奏法の基本的技術がたくさん詰まっている少し技巧的な曲です。だからといって演奏効果が高いようなタイプの音楽でもないのですが、練習曲などで培った動きをピアノソナタで試したい人などには、やりがいのある曲だと思います。
★★★★
ピアノソナタ 4番 変ホ長調 Op.7  より、1楽章
8分の6拍子で流れるような進んでいくこのソナタは非常に人気があります。歌って弾く箇所と半音階の箇所で急にテンポが変わらないように注意。基本的なピアノ練習を積んだ人にとっては、さほど難しいところはないと思いますが、少し長めなのでだらだらとしないように、構成感を大事にしたいです。
★★★(3.5くらいかな)
ピアノソナタ 5番 ハ短調 Op.10 No.1 より、1楽章
1番と同じく、この5番をベートーベンソナタ挑戦の最初に選曲する人も多いでしょう。この曲も特に困難な箇所もないのですが、ある程度の迫力もあるのでベートーベンらしさを感じる曲ともいえそうです。オクターブのメロディーを外さないように、両手の厚い和音を乱れないように弾きましょう。
★★★
尚、こちらの実践編曲目解説で「ピアノソナタ第5番 第1楽章」のポイント解説をしています。
ピアノソナタ 6番 ヘ長調 Op.10 No.2 より、1楽章
細かい音符が多いので曲を聴いたことが無いと楽譜は難しそうに見えますが、明確なメロディーと2拍子の音楽の弾きやすいソナタでしょう。リズム、オクターブの動き、アルペジオなど豊富な要素が含まれていて、技術を演奏に生かす良い勉強になると思います。
★★★★(3.6くらい)
ピアノソナタ 7番 ニ長調 Op.10 No.3 より、1楽章
どこかつかみどころがなく、少しノリの良くない曲というイメージを持つ人が多い7番ですが、3度、オクターブ、多声的な進行など、非常に多くの要素を含んでいるので、実力がつく曲です。スラーやスタッカートが多く出てきますが、それらの音符をどのように弾くのかよく考えて弾きましょう。
★★★★(3.6くらい)
ピアノソナタ 8番 「悲愴」 ハ短調 Op.13 
有名曲の中では比較的挑戦しやすいと思われる8番悲愴ソナタですが、1楽章は難易度が高めで、一般のピアノ愛好家には苦しいかもしれません。弾きやすいのは3楽章でしょう。確実に練習すればそれなりに仕上がると思います。ゆっくりな2楽章も弾きやすいのですが、声部をきちんと分けて聴けなくてはいけません。
尚、こちらの実践編曲目解説で「ピアノソナタ第8番『悲愴』 第2楽章」のポイント解説をしています。
1楽章★★★★ 2楽章★★★ 終楽章★★★
ピアノソナタ 11番 変ロ長調 Op.22 より、1楽章
アルペジオや音階系・トリル的な動きなど、とにかく指を動かす要素がたっぷりのピアノソナタです。アルペジオやオクターブのアルペジオなどに余計な力が入っていると、スムーズに進めなくなってしまうので注意。譜読みをしてしっかり弾けるようになったら、リラックスを心がけましょう。
この1楽章がしっかり弾けるくらいなら、ある程度の技術レベルでしょう。
★★★★(4.2くらいで)
ピアノソナタ 14番 (幻想風ソナタ・月光) 嬰ハ短調 Op.27 No.2
ベートーベンのピアノ曲で「エリーゼのために」の次くらいに日本では有名かもしれません。よく聴かれる1楽章は簡単ではありませんが、それなりに演奏することはピアノ初級者でもがんばれば弾けると思います。2楽章は結構難しく、3楽章はテクニック的なピアノ曲をそれまでにかなりこなした人でなければ、弾きこなすことはできないかもしれません。
1楽章★★★ 2楽章★★★ 終楽章★★★★★(5個は多すぎでしょうか。4.5くらいかも)

ベートーベンソナタアルバム (2) 全音ピアノライブラリー
ベートーベンソナタアルバム (2) 全音ピアノライブラリー

ピアノソナタ 16番 ト長調 Op.31 No.1 より、1楽章
譜読みがしやすい曲ではあるのですが、指の動きにも良い練習になるソナタです。両手に同じ動きを速いテンポでもしっかり決まった演奏をするには、ゆっくりと確実な練習が必要になるでしょう。リズムの取り方にも気を配りたい曲です。
★★★★(3.5くらい)
ピアノソナタ 17番 (テンペスト)ニ短調 Op.31 No.2 より、終楽章
終楽章はとても人気があるので、簡単ではないのですがここで取り上げてみました。聴いたことがない人でも、すぐに入っていけるメロディーの曲でしょう。ピアニストは速めのテンポで演奏している人が多いのですが、それほど速くなくても聴こえは良い曲なので、ゆっくりから弾いてみるといいでしょう。
★★★★
ピアノソナタ 19番 ト短調 Op.49 No.1
出版社によってはソナチネアルバムにも収録されている比較的簡単なソナタなので、初めてのベートーベンがこの曲だという人も多いかもしれません。曲の感じもつかみやすいので、一般のピアノ愛好家にもお薦めの曲です。かなりゆっくり弾いても大丈夫ですね。ペダルも上手く利用しましょう。
★★
ピアノソナタ 20番 ト長調 Op.49 No.2
こちらも19番と同じく、出版社によってはソナチネアルバムに収録されていることもある比較的簡単なソナタです。テンポは速めですが、ほどほどのテクニックを持っていれば、困難な箇所はないでしょう。この曲がしっかりと弾けるくらいですと、上にあげた1番や5番にも挑戦していけると思います。
★★
ピアノソナタ 24番 (テレーゼ) 嬰ヘ長調 Op.78 より、1楽章
この曲を知らない人の前で演奏すると、「ベートーベンだとは思わなかった」と言われることもあります。ドーンという感じがしないからでしょうか?呼吸感をもってメロディーを歌うように弾きたい曲ですが、右手16分音符で少し難しい箇所もあるので、硬くならないように注意したいですね。
★★★★
ピアノソナタ 25番 (かっこう) ト長調 Op.79 より、1楽章
上記にあげた19番や20番と同程度の難易度だと思いますが、手の交差の箇所(ここが「かっこう」なのでしょう)で、リズムが乱れないように気をつけたいものです。3拍子ですが、イチ、ニ、サンと3つを数えるというより、1小節が1泊くらいのつもり弾けるくらいの速さまで弾きこなせると、一層曲の感じが表現しやすいと思います。
★★★(2.5くらいかな)

こんな感じでいかがでしょう。ソナタですから、本来は全楽章を弾いた方が良いのですが、1つの楽章のみ(ここでは超有名曲以外は主に1楽章を取り上げています)でも曲として成り立っているので、大丈夫です。
ピアノ学習者には他にも1番から16番くらいの、比較的初期のソナタ(全楽章でなければ特に1楽章)を弾く人が多いように思いますので、どちらか一方なら1巻を持つことが無難です。
ただ、ピアニストなど専門的にピアノを弾いている人にとっては比較的簡単な部類に入るこれらの曲も、一般的にはアルペジオが多く早い曲はピアノ愛好者の方には難しく感じるので、3番・11番の1楽章や14番(月光)の終楽章などは、ある程度の技術力が必要でしょう。


ピアノソナタ選曲と演奏のポイント

どの曲を弾くときにも共通することですが、和音を弾くときの同時性は大切です。特に多くの音を両手で弾くときに、打鍵がバラつかないように気を配りましょう。迫力を出そうとして、無理に力を入れると、かえって打鍵スピードが落ちることもあるので逆効果です。リラックスした状態からフォルテを弾くようにします。また、ベートーベンはフォルテとピアノという2つの差だけではありません。繊細なピアノの部分から少しずつの変化の要素も多いので、よく楽譜を読むようにしたいものです。

上にあげた中では、初級者の人がまず弾いてみるなら19番か20番、もしくは25番の1楽章でしょうか。これらの程度を既に弾けている人は、1番や5番などの1楽章に挑戦してみるといいでしょう。
それらレベルも既に弾けている人は、8番の悲愴ソナタくらいに挑戦できると思います。

ピアノを趣味としている人が楽しんで弾くには、これらの曲は実はモーツァルトよりも弾きやすいという声もあります。指を音階的にコロコロと動かす箇所が少ないことや、和音に厚みがあるので、弾き栄えがするという感じ方でしょう。

1番や5番の1楽章と同程度または、少し上くらいの難易度としては、2番・4番・6番・7番などが該当すると思いますが、感じ方は個人差もあるので、冒頭を少し弾いてみて選曲すると良いと思います。

上記の紹介で取り上げなかった有名曲達はどうでしょうか。21番「ワルトシュタイン」は安定したテクニックを持っている人なら弾けるかもしれませんが、23番「熱情」・そして後期の傑作29番「ハンマークラヴィーア」から32番までなどは、残念ながら相当なテクニックを持っていないと十分に弾きこなすことは困難だと思います。


鑑賞に、参考に聴く

ベートーベンのピアノソナタは、リサイタルや録音は特定の曲に限られている印象があり、学習者が弾くことが多い初期のソナタは、全集ものでしか聴けないことも多いものです。しかし、名ピアニストによる演奏は、初期のソナタでも素晴らしい作品だということを教えてくれます。
誰の演奏が良いのかというと、それは最後は好みですから、なんとも言えませんが、数枚の名盤をあげてみると。

ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集
ベートーヴェン : ピアノ・ソナタ全集
バックハウス
ベートーベンピアノ演奏といえば、まずはバックハウスというくらい有名であり、良くも悪くもベートーベンソナタの演奏の基準的な存在でもあるでしょう。録音年代も古いので、現代のピアニストと単純に比較することはできませんが、バックハウスを信仰している人や目指している人は今でも多いかもしれません。
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」、第14番「月光」、第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」
ケンプ
すっきりと洗練されていて、少々ロマン的な香もあるケンプのベートーベンです。ガッチリと弾くだけではなく、声部の弾きかたも明確さもありながらもまとめてある感じなので、「悲愴」も「月光」も、学習者にも参考になるところが沢山あると思います。
ベートーヴェン:ピアノソナタ集1
ベートーヴェン:ピアノソナタ集1
ゲルバー
ドイツ伝統的なベートーベン演奏で比較的新しい録音というと、このゲルバーが良いという人も多いと思います。
お洒落なとか品のある演奏という感じではないのですが、しっかりとしたベートーベンピアノソナタというイメージではあるで、そういった演奏を目標としているピアノ学習者には、ひとつの目標になるかもしれません。

ベートーベンに対する素朴な疑問

よく言われていることに関して、ちょっと考えてみましょう。

本当に大作曲家だったの?

ベートーベンの顔2

音楽界の巨匠ベートーベンは、耳が悪くなってからも苦悩の末に素晴らしい作品を発表し続けて……などと小学校や中学校の時に習ったと思いますが、実際はどうだったのでしょう。

ベートーベンはバッハなどとは違い、活躍していた当時から巨匠という世間の評価を得ていたのは確かのようですが、ハンマークラヴィーアや第9交響曲などの大作を発表することには、それほど人気作曲家では無かったという見方もあるようです。
この頃になると、既にロッシーニなどのオペラが台頭してきて、ベートーベンも悩んでいたようです。ベートーベンの作風とは対照的な、大衆受けする軽快なロッシーニなどのオペラは、当時ウィーンでも人気抜群だったのです。

ただ、そういった状況に苦しみ悩んだ人だったという説がある一方で、性格的には意外と温和で楽天的な人物だったという研究もあるようです。

曲について

ベートーベンがクラシック音楽の中でも最も重要な作曲家のひとりであること疑いのないことだとは思いますが、全ての作品が傑作なのか、また現在でも人気があるのかということではどうでしょうか。

いろいろな見方があるのですが、実は交響曲も3番が頂点であり、4番以降はそれほど良い作品ではないという人もいます。こうした見解は多数派ではないでしょうが、考え方のひとつでしょう。
ピアノソナタではどうでしょうか。ベートーベンのピアノソナタ32曲はピアノ音楽の金字塔ではありますが、とあるピアニストは「中には質が良くない作品もあり、全曲録音や全曲演奏をしようとは思わない」と述べています。こういった見方は現在では主流かもしれません。

人気度はどうでしょう。日本ではかなり以前はクラシックの演奏会で弾かれる曲ナンバー1だったベートーベンですが、最近は他の作曲家に押され気味のようです。年末の第9人気は相変わらずですが、他の交響曲の演奏回数は、それほど多いわけではないのかもしれません。
ピアノソナタの人気はどうでしょう。ピアニストもリサイタルのプログラムに入れるのは、特定の人気曲に限られているでしょう。ピアノ協奏曲は特に5番「皇帝」が有名ですが、それでもラフマニノフなどのピアノ協奏曲の方が、人気があるといえます。
音楽大学などの試験でも古典派ソナタという指定が無い限り、ベートーベンを弾く人は少ないのが現状でしょうが、普段はベートーベンのソナタを本当によく弾きます。クラシックのピアノを学ぶ人によって、最も重要である作曲家のひとりであるとは言えると思います。

生誕や没後の切のいい年はまだ先ですが、そこに近くなってくると、モーツァルトのように再び注目度が増すこともあるかもしれません。

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