ピアノレッスンのヒント集

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上達のヒント  3度の和音で指練習をやってみよう

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  13. 作曲家一人を集中的に
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指の筋力強化と神経独立のために、

3度の和音練習

をやってみましょう。指の強化の役立つほかにも指を鍵盤に馴染ませる効果も期待できます。


3度和音で指の強化

3度の音程の和音(重音)をしっかり弾くことは、指の独立性が必要ですからピアノでは非常に難しいことです。
初級者の方は当然ですが、中級者以上の方でも3度音程に苦労されている方も多いと思います。

逆に、3度音程の練習は指の強化にとてもつながるとも言えますから、普段の指慣らしのウォーミングアップやテクニック練習に、短い時間でも適度に取り入れてみるのがおすすめです。


全部の長調で弾いてみよう

白鍵のハ長調のみの3度練習でも指の強化に役立ちますが、少し応用して練習しましょう。
例えば以下のように全部の12の長調で3度音程を弾いていきます。

譜例01 「指の3度練習課題01の冒頭」

指の3度練習課題01の冒頭

この譜例のように黒鍵も入れる3度で弾いていきます。
最初はハ長調の組み合わせで〜右手は「ドミ・レファ・ミソ・レファ・ドミ」から、左手は「ミソ・レファ・ドミ・レファ・ミソ」と弾き始めて〜あとは半音ずつ上げていくだけです。
そして、音階を弾く3 練習しようのページでも述べているように、動きをしっかり習得するまでは左右の手は、基本的に鏡に写ったように左右対称に練習する(ミラーの動き)方が、左右の手が同じ動きをするので、特に初級者・初中級者くらいの方は確実に動きを確かめながら習得することができます。


譜例02 「指の3度練習課題02の冒頭

次は右手の下り音形で「ミソ・レファ・ドミ・レファ・ミソ」で弾いてみましょう。

指の3度練習課題02の冒頭


譜例03 「指の3度練習課題03の冒頭」

譜例01と02のような、左右対称の動きでしっかりと弾くことが出来て慣れてきたら、左右の手でオクターブ違いで練習します。

指の3度練習課題03の冒頭


練習のポイント

練習のためには、慣れるまではゆっくりとしたテンポで指の動きを確認しながら、確実に弾くように心がけます。レガートで弾くことが大変だと感じる方は、はじめのうちはスタッカートやマルカートで練習しましょう。
指はしっかりと動かしように心がけますが、このような3度練習は手首や手の甲、腕などに余計な力が入りやすいものです。慣れないうちは多少は力が入ってしまうものですが、慣れてきたら徐々に楽に弾けるように意識してみましょう。
日々の練習の短時間でいいので適度に取り入れてみてはいかがでしょうか。

3度音程指練習課題のPDFファイル

このページの譜例01〜03と説明で、練習のやり方はわかると思いますが、実際に譜面があった方がわかりやすいという方のために、PDFファイルを用意しました。

プリントするなどしてご利用ください。